誰でも分かる「めざめるパワー」


2001/05/20 各属性の最大威力を出すための個体値を載せる


1 タイプはどうやって決まるか?


まず、この技のタイプを知りたいなら「個体値」と「二進法」を知る必要があります。
個体値は普段は目に見えない、言ってみればポケモンの素質みたいなものです。
この素質は普通にゲームをしていたら見えないけどいろんなサイトに計算ツールがあります。

タイプを決める個体値は「こうげき」&「ぼうぎょ」に関係してきます。この2つの数字によって
タイプがいろいろと変わります。
ここでは例としてこうげきの個体値=13、ぼうぎょの個体値=8、としていきます。

ちなみに2つの数を2進法に直すと↓のようになります。

こうげきの個体値  13  →    1101
ぼうぎょの個体値  8   →      1000

2進法は、中二の最後の方でやります。
ちなみに↓の表を見てくれれば、個体値さえ分かれば2進法がぜんぜん分からなくてもいいです。

個体値の二進法対応表
0 0000 8 1000
1 0001 9 1001
2 0010 10 1010
3 0011 11 1011
4 0100 12 1100
5 0101 13 1101
6 0110 14 1110
7 0111 15 1111

次に「1101」「1000」の下2桁の数字をそれぞれ取り出します。この場合は「0100」となります
最後に「0100」を10進法に直します。「0100」は、「4」となります。実は、この4という数が
コンピュータの中では「いわ」タイプである事を表しているのです。
4のほかにも0〜15まで、計16個の数字が、それぞれの属性をあらわしているのです。

めざめるパワーはこのように決まっています。
まぁ、↓の対応表を見てくれれば分かります。
(ちなみにノーマル属性のめざめるパワーは無いです・・・。)

二進法の属性対応表
0 かくとう 8 ほのお
1 どく 9 みず
2 ひこう 10 くさ
3 じめん 11 でんき
4 いわ 12 エスパー
5 むし 13 こおり
6 ゴースト 14 ドラゴン
7 はがね 15 あく



2 威力はどうやって決まるのか?


威力には全ステータスの個体値を使います。
ここでは、「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくしゅ」の順番に、「13」「8」「15」「3」だと仮定します。

こうげき  13 → 1101
ぼうぎょ  8  →  1000
すばやさ 15 →  1111
とくしゅ  3  →  0011

となります。そして、各数の上1桁を抜き出して、順番に組み合わせ、「1110」という数字を作ります。
次にこれまた10進法に直します。すると「14」になります。この数は覚えて置いてください。

そして、次に別の計算をします。
今度は「とくしゅ」の個体値だけを見て行きます。「0011」の下2桁を取り出します。「11」ですね。
この「11」を十進法に直します。これは「0011」と同じですから、「3」になります。
さあ、さっき出した「14」と今の「3」、この2つの数字で、いよいよ威力を出していきましょう。

公式 (A×5+B)÷2+31

この公式に、Aの所に全個体値で作った「14」、Bにさっきの「3」を当てはめます。
今回の「14」と「3」の場合だと、

  (14×5+3)÷2+31)
= 73÷2+31
= 36.5+31
= 67.5

で、約67.つまり威力67です。
つまり、個体値、こうげき=13、ぼうぎょ=8、すばやさ=15、とくしゅ=3、ならば、
めざめるパワーの性能は「威力67 タイプ いわ!」ということになります。
これで、めざめるパワーの説明は終わりです。

ホントはこんな事は、普通にプレイしているだけでは絶対にわからないです。
まぁ、こんな難しい計算をしなくても、個体値を入れるだけで、めざめるパワーの性能が分かる
ツールがいろいろあるからそれで調べた方がよっぽどらくちんです。


ちなみに、威力70になる属性で一番良い個体値は 以下の通り。

HP
F F F F F =あく
B F E F F =ドラゴン
F F D F F =こおり
F F C F F =エスパー
B D F F F =はがね
F D E F F =ゴースト
B D D F F =むし
F D C F F =いわ

ここからはHPが低くなる
7 E A F F =でんき
3 E A F F =くさ
7 E A F F =みず
3 E A F F =ほのお
7 C 8 F F =じめん
3 C 8 F F =どく
7 C 8 F F =ひこう
3 C 8 F F =かくとう



最後に・・・ 
ミュウ>めざめるパワーは、弱点克服に使えるとはいえ、好きなタイプを出すには、
たくさんポケモンを捕まえなくてはいけないのでとても大変です。
メタモンを使えば、そこそこ楽かもしれません。
またタイプによっては、個体値が低いものを使わなくてはいけないのでちょっと考え物です。